逃すもんか
夕飯までちょっと時間もあるし、先にケーキを食べることにした。

「わぁ〜スゴイ!いろんなのがあるから迷う〜」

「さぁ、大崎くんはどれにする?」

「オレは苺のショートで」

「パパは?」

「オレはこのピカピカのチョコ」

「私は〜ああ、どれにしよう…う〜ん。
じゃあこのフルーツたくさんのムースにする!」

ケーキとコーヒーを運んでくれた京香さん。

田村先輩が昇太くんをベビーラックに乗せ、オモチャを渡す。

「京香〜、昇太の飲み物は?」

「ここにあるから、少し飲ませてあげて」

「うん」と田村先輩は昇太くんにベビー用の容器で麦茶を飲ませていた。

オモチャを振り回しながら田村先輩から麦茶を飲ませて貰っていた。

赤ちゃんがいる生活は忙しいんだなぁと思った。
< 29 / 268 >

この作品をシェア

pagetop