愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~
「気持ちって言われても……」
「おふたりはもう親密な仲と思ってもよろしいのでしょうか」
「や、やだな、千賀子ってば。私たち、友情婚なんだから」
「でも子づくりが目的だと伺っていますが」
あくまでも直撃インタビューを貫くらしい。千賀子は大まじめな顔をして南の答えを待った。
「そう、だよね」
つまりそれに繋がる〝行為〟は必須である。それがなければ南の目的は達成できない。
「南にひとつ質問してもいい?」
南のノリが悪いためリポーター役を諦めたのか、いつもの口調に戻った千賀子が急に真顔になる。
「子どもができたら、そのあとはどうするの?」
鋭い質問だった。千賀子を凝視したまま手にしていたフォークをプレートに置いた。
「……碧唯くんは離婚してもいいって」
「離婚!?」