愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~
その視線だけで体が焼けそうだ。
握られ、指を絡めた手からも熱烈な想いが伝わってくる。
「碧唯くん、好き」
やっと伝えられた言葉が南の胸を熱くする。
「俺のほうが南を好きだ」
「ううん、私。碧唯くんが大好き」
「いいや、俺だ。何年片想いしてたと思ってる。嫌ってほどわからせてやるから覚悟しろ」
熱烈な想いを聞かされ、それだけで体が熱を持っていく。
「だけど体は大丈夫?」
ムードを台無しにしたくはないが、事故に巻き込まれて病院に搬送されたあとなのに平気なものだろうかと心配になる。
「どこもなんともない。医師にお墨付きをもらえたのを南だって聞いたはずだ」
自信たっぷりに返され、いよいよ観念する。