愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~
碧唯を受け入れるために閉じた瞼に彼のキスが降ってきた。
額、鼻先、頬と気を持たせるように唇で触れたあと、ようやく唇が重なった。
心待ちにしていた想いが吐息となって漏れていく。
それを飲み込むように唇を食まれ、すぐさま侵入してきた舌が歯列をなぞりつつ奥を目指した。
彼の動きに合わせて舌を絡め、口の中いっぱいに碧唯の味で満たされる。
愛なんてなくてもいいと思っていたのに、もっと彼が欲しいと心が求める。その心に従順に、素直になるだけで、こんなにも幸せな気持ちになれるのかと驚いた。
着ているものを次々に剥ぎ取られ、素肌が晒されていく。
「南の体、熱いな」
首筋に舌を這わせていた碧唯が顔を上げる。
「碧唯くんが触れてるから」
自然と上昇してしまうのだ。
桃色吐息で答えるが、たしかにふわふわとした感じはちょっと違う気がしなくもない。