愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~

ほどなくして南にはチェリー味のジェラート・アマレナが、碧唯にはヘーゼルナッツ味のノッチョラが運ばれてきた。早速「いただきます」と揃って頬張る。


「やっぱり本場のジェラートは最高ね」


現実にローマにいるせいもあるだろう。日本で食べるのとは気分が違う。


「碧唯くんのもおいしそう」
「ひと口食べるか?」


碧唯がジェラートを南に突き出した。


「いいの?」
「物欲しそうな顔をされていたら食べづらいだろ」
「そんな顔はしてません。でも遠慮なくいただきまーす」


スプーンでひとすくいして口に運ぶ。


「こっちもおいしい。碧唯くんも私の食べる?」


お返しにと、南が自分のジェラートを碧唯に差し出したときだった。
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