冤罪で処刑され、ループする令嬢 ~生き方をかえてもダメ、婚約者をかえてもダメ。さすがにもう死にたくはないんですけど!?
そして入学前の適性検査の結果から、バートンに声をかけられた。
光属性だと早速目をつけられる。バートンの実験に付き合うという事はリーンハルトとの接点になってしまう。どうしたものかと悩んだ。
思えば前回はなんでも義弟に相談していた。今回は自分で答えを出さなければならない。ついつい悩むとリーンハルトを目で追ってしまう。レティシアは自分の甘さを戒めた。
しかし、今までのようにバートンの推薦で入学したわけではないから、協力は義務ではない。だが、学園の教師であり高名な学者なので非常に断りにくい。
それにもしかしたら、呪いのヒントになるようなことを教えてもらえるかもしれない。天秤にかけた結果、再びバートンの研究に協力することにした。協力とは言っても、ただデータを取られるだけだが……。要はリーンハルトと鉢合わせしなければいいだけだ。
あの剣術の試合以来、レティシアは彼の目に触れないようにしている。もう充分嫌われたのだから、あとは顔を合わせないのが一番だ。同じ学園にはいるものの学年も属性もクラスも違う。
何よりも大切な義弟の成長を陰ながら見守ることに決めている。
あとは彼に「可哀そうな人」などと思わせないように努力するだけだ。レティシアは自分に言い聞かせた。
学園のカフェテラスで遠目にリーンハルトを見かけることがある。前回は彼と一緒に昼食をとり、サロンで茶を飲んだ。
リーンハルトは友人が多く、今世でもアランと仲がよい。よく一緒にいる。それも前回と一緒だ。
そこでふと不安になる。アランに忠告しておいた方がいいだろうか? リーンハルトもシュミット家も恩返しなど望んでいないと。
足を踏み出しかけて、ふと立ち止まる。それこそ、彼らにとっては余計なおせっかいだ。
なんだかんだとリーンハルトとかかわりを持ちたいの?
レティシアは爪が食い込むほどぎゅっと己の手を握り締める。不甲斐ない。
「レティシアはどうしたの? 座らないの?」
Cクラスに入って間もなくエレイン・ボルドー子爵令嬢と友人になった。
「あ、うん、ちょっとぼうっとしてしまって」
レティシアは、ローストチキンの載ったトレイをテーブルに置き、エレインの隣に腰を下ろす。
「あなた、弟さんと仲たがいしたの?」
「え?」
「よく目で追っているわよ」
慌てて首を振る。
光属性だと早速目をつけられる。バートンの実験に付き合うという事はリーンハルトとの接点になってしまう。どうしたものかと悩んだ。
思えば前回はなんでも義弟に相談していた。今回は自分で答えを出さなければならない。ついつい悩むとリーンハルトを目で追ってしまう。レティシアは自分の甘さを戒めた。
しかし、今までのようにバートンの推薦で入学したわけではないから、協力は義務ではない。だが、学園の教師であり高名な学者なので非常に断りにくい。
それにもしかしたら、呪いのヒントになるようなことを教えてもらえるかもしれない。天秤にかけた結果、再びバートンの研究に協力することにした。協力とは言っても、ただデータを取られるだけだが……。要はリーンハルトと鉢合わせしなければいいだけだ。
あの剣術の試合以来、レティシアは彼の目に触れないようにしている。もう充分嫌われたのだから、あとは顔を合わせないのが一番だ。同じ学園にはいるものの学年も属性もクラスも違う。
何よりも大切な義弟の成長を陰ながら見守ることに決めている。
あとは彼に「可哀そうな人」などと思わせないように努力するだけだ。レティシアは自分に言い聞かせた。
学園のカフェテラスで遠目にリーンハルトを見かけることがある。前回は彼と一緒に昼食をとり、サロンで茶を飲んだ。
リーンハルトは友人が多く、今世でもアランと仲がよい。よく一緒にいる。それも前回と一緒だ。
そこでふと不安になる。アランに忠告しておいた方がいいだろうか? リーンハルトもシュミット家も恩返しなど望んでいないと。
足を踏み出しかけて、ふと立ち止まる。それこそ、彼らにとっては余計なおせっかいだ。
なんだかんだとリーンハルトとかかわりを持ちたいの?
レティシアは爪が食い込むほどぎゅっと己の手を握り締める。不甲斐ない。
「レティシアはどうしたの? 座らないの?」
Cクラスに入って間もなくエレイン・ボルドー子爵令嬢と友人になった。
「あ、うん、ちょっとぼうっとしてしまって」
レティシアは、ローストチキンの載ったトレイをテーブルに置き、エレインの隣に腰を下ろす。
「あなた、弟さんと仲たがいしたの?」
「え?」
「よく目で追っているわよ」
慌てて首を振る。