貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
そしてそのまましばらく抱きあっていると、神山透の顔が近づいてくるので、私はそのまま目を閉じてキスを待つのであった……ってここ、人気は無いとはいえ通路のど真ん中だよね?!
誰かにこんなところを見られては、現在社内を駆け巡るあのゴシップの火に油を注いでしまうようなものである。
震えていた足のことなどすっかり忘れて、慌ててぐいっと体を押しのけると、「とりあえず、この中に入って話をしましょう」と、近くの備品庫の中に神山透を誘うのだった。
「……僕の迂闊さのせいで、こんなことにまきこんでしまって、本当にごめん」
紺野洋子と確実に縁が切れる証拠が欲しくて、会話の録音を優先させてしまった。助けに行くのが遅くなって怖い目にあわせてしまったと、狭い室内の中神山透は再び謝罪をする。
いやいや、元々の原因は紺野洋子なので、神山透も巻き込まれた被害者であろう。
「まあ、神山さんも色々大変でしたね」と頭を撫でてやると、「山本さんが優しい!!」と感激した様子の神山透に再び抱きつかれる私である。
「でもさっきの紺野さんのアレ、一体なんだったんでしょう?」
「……さあ?言い訳になっちゃいますが、このところは本当に、直接的に何か害になるようなことはしてこなかったんですよ。なのに今週明けてから急に様子がおかしくなって……。注意して様子は見てはいたんですけど、まさか山本さんに因縁をつけに行くとまでは思わなくて」
首を傾げながら、神山透は申し訳無さそうに私を見る。
誰かにこんなところを見られては、現在社内を駆け巡るあのゴシップの火に油を注いでしまうようなものである。
震えていた足のことなどすっかり忘れて、慌ててぐいっと体を押しのけると、「とりあえず、この中に入って話をしましょう」と、近くの備品庫の中に神山透を誘うのだった。
「……僕の迂闊さのせいで、こんなことにまきこんでしまって、本当にごめん」
紺野洋子と確実に縁が切れる証拠が欲しくて、会話の録音を優先させてしまった。助けに行くのが遅くなって怖い目にあわせてしまったと、狭い室内の中神山透は再び謝罪をする。
いやいや、元々の原因は紺野洋子なので、神山透も巻き込まれた被害者であろう。
「まあ、神山さんも色々大変でしたね」と頭を撫でてやると、「山本さんが優しい!!」と感激した様子の神山透に再び抱きつかれる私である。
「でもさっきの紺野さんのアレ、一体なんだったんでしょう?」
「……さあ?言い訳になっちゃいますが、このところは本当に、直接的に何か害になるようなことはしてこなかったんですよ。なのに今週明けてから急に様子がおかしくなって……。注意して様子は見てはいたんですけど、まさか山本さんに因縁をつけに行くとまでは思わなくて」
首を傾げながら、神山透は申し訳無さそうに私を見る。