貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
恐らくは社内ゴシップを耳にして、執着心に火がついて、今回のことが起きたといったところなのだろう。
紺野洋子は元々神山透という人間が好きだったのか、彼の持つステータスが好きだったのか。その辺りは本人のみぞ知る話だろうが、どちらにしても彼女が神山透にとった行動は、全て間違っていたと言ってよいのだろう。

「それはそうと、結局別れ話は上手く行ってなかったんですか?」

そう聞くと、メッセージや電話だけでなく、直接の対話を何度も試みたものの交渉は難航。しかしながらその後相手からのアクションも無いので放置を決め込み、自然消滅を狙っていたと、神山透は必死に弁明するのであった。

ええー。
最初あんなに、「別れたいってメッセージしたから、もう付き合ってないようなもんですから!」とか力強く断言しながらこちらにグイグイ関係を迫ってきたというのに、実際はこの有様とは。

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