貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
……それにしても今後の為にも一緒に見ようだなんて、なんと研究熱心なことか。
きっといつか実地で付き合わされることになるのだろうなあ、羞恥心的なものをゴリゴリ削られるんだろうなあ。
色々な意味でヒンヒン泣く将来の自分を想像すると、思わずエールを送ってしまいたくなる。

結局レンタルしたのは、恋愛ものの洋画とアダルト系が何点か。最近出始めているセルフレジでお会計するイケメンは、格調高い文芸作品をレンタルしてるみたいに澄まし顔。やましさ0%、爽やかさ100%!!

「これなら恥かしさは全然感じませんよね」

文明の利器を目の前に神山透は、感心した様な声を上げるので「じゃ、これからジャンジャン借りられそうですか?」と聞いてみる。

「いえ、山本さんがいるから、多分こういうのは借りない……いや、でももしかしたらハマっちゃって、また山本さんと一緒に借りにくるかもしれないですかね」

するとイケメンは首を傾げて、実に率直な感想を口にする。
いやーハマるハマらないはともかく、後は一人でレンタルしてくれよ!
次回以降も付き合わされる予感しかない私であるが、声を大にして訴えたい気持ちに駆られてしまうのであった。


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