貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
……ん?
ちょっと待て待て。
「別な何か」?

別な何かって、なんなんだ?
とつぜん芽生えた正体不明のこの言葉。
一体その意味はなんなのか。
あともう少し何かヒントさえあれば答えが出そうな気がするものの、突き詰めてみようにも肝心なところで霞がかかってその先の思考が全く働かない。
見えそうで見えない、わかりそうでわからない。
チラリズムにも程がある、そんな不透明な状況は全くもってモヤモヤするところもあるけれど……。
まあ考えていても仕方ない。
気持ちを切り替え久しぶりの1人の週末。
せっかくなので満喫しようではないか!

言い表せない感情が胸に渦巻く中で、無理矢理心を鼓舞させてみようにも、何をしようにも気乗りしない。
結局ちらりと駅前の書店へ立ち寄る程度に、そのまま家路へつく私なのだった。

< 71 / 144 >

この作品をシェア

pagetop