貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
そして当日金曜日。
一大イベントであった展示会も無事終了し、皆は打ち上げに行ったらしいが神山透はそれを欠席したとのこと。
集合場所にやってきたイケメンは、こちらの想像していた以上に焦燥しきった風貌。
だが、それもまた独特の色気を醸し出しでおり、相変わらず目の保養である。
……って違う。
こんなくたびれてる人はさっさと家に帰って寝るべきである。
でも先日の回答からして絶対に予定を取りやめることはしないだろうし……どうしたらこのイケメンに休息を取らせることができるのか。
暫く思案した私は、意を決して神山透にこう言うのだった。
「神山さん、今日は予定を変更して、あそこで一緒にお泊まりしませんか?」
指をさすのは駅の反対側の、例のホテルの方向。
ダメ押しで、今まで使った試しのない、もじもじ恥じらうような上目遣いをして、誘うように腕を絡んでみたりする。
とにかくこの人を一刻も早くベッドに寝かしつけなければならぬ!
謎の使命感に燃える私とは裏腹に、神山透は嬉しいような驚いたような色々な感情を含んだ顔で「いいんですか?」と聞いてくる。
「いいですとも。今日は頑張った神山さんへご褒美に、頭ヨシヨシしてあげましょうね。」
さっさと寝かしつけてやろうという魂胆を隠し、できる限りの最上級の微笑みでもって応えてやると、神山透は骨付き肉でも与えられた犬のようにキラキラした瞳で嬉しそうに笑って、「じゃあそうしましょう!」と言うのだった。
一大イベントであった展示会も無事終了し、皆は打ち上げに行ったらしいが神山透はそれを欠席したとのこと。
集合場所にやってきたイケメンは、こちらの想像していた以上に焦燥しきった風貌。
だが、それもまた独特の色気を醸し出しでおり、相変わらず目の保養である。
……って違う。
こんなくたびれてる人はさっさと家に帰って寝るべきである。
でも先日の回答からして絶対に予定を取りやめることはしないだろうし……どうしたらこのイケメンに休息を取らせることができるのか。
暫く思案した私は、意を決して神山透にこう言うのだった。
「神山さん、今日は予定を変更して、あそこで一緒にお泊まりしませんか?」
指をさすのは駅の反対側の、例のホテルの方向。
ダメ押しで、今まで使った試しのない、もじもじ恥じらうような上目遣いをして、誘うように腕を絡んでみたりする。
とにかくこの人を一刻も早くベッドに寝かしつけなければならぬ!
謎の使命感に燃える私とは裏腹に、神山透は嬉しいような驚いたような色々な感情を含んだ顔で「いいんですか?」と聞いてくる。
「いいですとも。今日は頑張った神山さんへご褒美に、頭ヨシヨシしてあげましょうね。」
さっさと寝かしつけてやろうという魂胆を隠し、できる限りの最上級の微笑みでもって応えてやると、神山透は骨付き肉でも与えられた犬のようにキラキラした瞳で嬉しそうに笑って、「じゃあそうしましょう!」と言うのだった。