貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
謎の達成感と共に、寝顔の神山透をツマミにコンビニで買ったビールを飲みながら、書庫での出来事を思い返してみる私である。

神山透が何を考えて、私に執着するのかは全く不明だが、書庫の中でいざ挿入時となった際、神山透がスーツのポケットから避妊具を取り出したのを見て、半ばトロけた頭ながら、「あれ、この人最初からここでヤる気だったのか?」と失礼ながら若干引いてしまったのは内緒の話。

……いや、そういう心遣いは大切だけれど。
大切だけれども、ちょっと用意周到しすぎやしないかい?
それともアレって、偶然ポケットに入っててラッキー☆みたいなカジュアルな代物なんだっけ?
まあ、まんまとその場に流されて、どこかのエロ漫画みたいな展開を期待してしまっていた私も結局は同罪なんだろうけれども。
書庫に監視カメラとかなくて本当によかった……なんてくだらないことを考えつつ、私はだらだら携帯で動画サイトなんかを見ながら眠くなるまで時間を潰すのだった。


まったりとした時間を過ごす私だが、翌朝目醒めた神山透から「一服盛られた!」と憤慨されながら押し倒されて、思い切りあんあん言わせられることになる。
けれどそんな展開を、この時は微塵にも想像していないのだった。

……それはここに、ものすごく強調させて頂きたいところである。
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