貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
しばらく電車に揺られ最寄り駅に到着し、駅ナカのカフェで朝食兼昼食を軽く取って店を出ると、神山透はケーキの箱を手に持っていた。
「手ぶらで山本さんちにお伺いするのも何なので」
ニヤリと笑う神山透。あれ、どっかで聞いたことある台詞だな。
前回神山透のお宅に訪問した際の、ほんのちょっとしたやり取りなのに、覚えてくれていたのって、なんだか嬉しくなってくる。
「とは言っても、うちには私しか住んでませんけどね」
頬が自然と緩むのを感じながら、私はこれまた誰かさんの言葉をそのままそっくりお返しするのだった。
しばらく歩いた後に、5階建ての単身者用マンションに到着。その中の一室が私の部屋。通勤時間の短さと家賃の安さを優先させた為、築年数は古いが8畳の広さが確保されたスペースは、狭いながらも、一応は私の城だった。
「神山さんの叔父さんのおうちに比べたら狭いんですが、まあどうぞお入りください」
一応謙遜しながらも神山透を部屋の中へと招き入れて、とりあえずコーヒーでも入れますね、なんてキッチンに立つ私である。
「手ぶらで山本さんちにお伺いするのも何なので」
ニヤリと笑う神山透。あれ、どっかで聞いたことある台詞だな。
前回神山透のお宅に訪問した際の、ほんのちょっとしたやり取りなのに、覚えてくれていたのって、なんだか嬉しくなってくる。
「とは言っても、うちには私しか住んでませんけどね」
頬が自然と緩むのを感じながら、私はこれまた誰かさんの言葉をそのままそっくりお返しするのだった。
しばらく歩いた後に、5階建ての単身者用マンションに到着。その中の一室が私の部屋。通勤時間の短さと家賃の安さを優先させた為、築年数は古いが8畳の広さが確保されたスペースは、狭いながらも、一応は私の城だった。
「神山さんの叔父さんのおうちに比べたら狭いんですが、まあどうぞお入りください」
一応謙遜しながらも神山透を部屋の中へと招き入れて、とりあえずコーヒーでも入れますね、なんてキッチンに立つ私である。