甘く、溶けるように。
キュンとする行動をサラッとできちゃうところ!!
お互いがちょっとでも動けば肩が触れてしまいそうな距離の近さも相まって、芹沢くんのこの一連の動作がグッときてしまった。
キュンというより『ギュンッ』って感じ…。
もう、心臓鷲掴みにされたみたいな…。
とにかく、相合傘は本当にドキドキしちゃう。
相手がこんなイケメンだからなのかもしれない。
彼氏と相合傘♡っていうのは、少なからず憧れてたけど…。
こういう展開は聞いてないよ!!!
「…どーしたの?真中さん、めっちゃ上の空」
「へっ…!?な、なんでもないよ!?」
このドキドキが悟られないよう、なるべく平然を保とうとした…つもり。
でも、これはどこからどう聞いても平然とは言えないもので。
「ふはっ…動揺しすぎ。なに、俺にドキドキしちゃったの?」
意地悪い笑みを浮かべた芹沢くんの罠に、まんまとハマってしまった。
「っ…!?」
「真中さん、顔真っ赤。…図星なんだ?」
「〜っ!!」
全身が沸騰したみたいに熱くて、冬だっていうのに暑くてたまらない。
「芹沢くんのバカ」
「…ごめんね、真中さんの反応いいから。もうしないよ」