チャット恋愛注意報!! 〜フジヤマ過去編〜
何日の何時に、と約束したわけじゃない。
でもYUKIは、また俺と喋りたいと思ってくれている。
それを知ることが出来て、少しだけ嬉しく思う。
いや、少しどころか かなり嬉しい。
ただの社交辞令かもしれないし、実際にはもう二度と会えなくなるかもしれないけれど。
でも、それでもまた喋れるかもしれないと淡い期待を持ってしまう。
俺の知ってるユキとは、別人なのに。
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フジヤマ>このまま二度と会えなくなったら俺泣くからなw
YUKI>大丈夫だよw
YUKI>ていうか普通に友達になりたいし、連絡先の交換しとく?
フジヤマ>悪徳業者に俺の情報を売る気か!?
YUKI>なんでそうなるのw
YUKI>普通にリアルで友達になりたかっただけなのにー
YUKI>女子大生とリアルで友達になれるチャンスなんて、もう二度と無いかもよ?w
フジヤマ>言い方が悪徳業者っぽくてこえーよw
フジヤマ>とりあえず今日はマジでもう寝る!
フジヤマ>連絡先の交換云々は数ヶ月話してみてからにしようぜ!
YUKI>数ヶ月はさすがに長すぎるからせめて1ヶ月でw
YUKI>色々喋ってみて私を知ってくださーい(ハート
フジヤマ>そこはかとなく胡散臭いなw
フジヤマ>まぁいいや、また会える日を楽しみにしてるw
フジヤマ>じゃあなー!
YUKI>お疲れーノシ
>>フジヤマさんが退室しました。
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