大江戸ガーディアンズ

「ところで、島村の旦那、『髪切り』が彦左だって松波様より聞きやしたが……」

「おまえは知り合いだったな」

島村は、与太が明石稲荷で彦左と話をしているときに物陰から見ていたから知っている。


「少しばかり、話をしてもみるか」

与太は大きく肯いた。

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