【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
アルベティーナは真っすぐにオティリエを見つめていた。彼女に助けを求めるかのように。いや、彼女ならアルベティーナが欲しい言葉をかけてくれるのではないか、という期待もあって。
「もしかして……。あなた、好きな人がいるの?」
やはりオティリエは気付いてくれた。きっとアルベティーナのスカイブルーの瞳が力なく揺れていたのだろう。
アルベティーナがゆっくりと頷くと、オティリエは満面に微笑みを浮かべていた。
「そう……。そうなのね。あなたに好きな人がいることはおめでたいことだけれど。でも……」
だがオティリエはすぐに困ったように顔を曇らせた。きっとそれはアルベティーナの心情を汲みとったからだ。
「オティリエ。あなたにこんなことを相談するのは間違っているかもしれないけれど。それでもやっぱり、私……」
アルベティーナはどうしてもルドルフのことが気になっていた。というよりも彼のことが諦めきれない。仮にこのままシーグルードの元に嫁ぐことが決まってしまったとしたら。
ルドルフは騎士団の団長を務めているわけだし、嫌でも顔を合わせる機会はあるだろう。そうなったときに、平静を保てるのか。隠そうとしているこの気持ちを隠し続けることができるのか。むしろシーグルードにこの気持ちを知られてしまうことはないのか。
「もしかして……。あなた、好きな人がいるの?」
やはりオティリエは気付いてくれた。きっとアルベティーナのスカイブルーの瞳が力なく揺れていたのだろう。
アルベティーナがゆっくりと頷くと、オティリエは満面に微笑みを浮かべていた。
「そう……。そうなのね。あなたに好きな人がいることはおめでたいことだけれど。でも……」
だがオティリエはすぐに困ったように顔を曇らせた。きっとそれはアルベティーナの心情を汲みとったからだ。
「オティリエ。あなたにこんなことを相談するのは間違っているかもしれないけれど。それでもやっぱり、私……」
アルベティーナはどうしてもルドルフのことが気になっていた。というよりも彼のことが諦めきれない。仮にこのままシーグルードの元に嫁ぐことが決まってしまったとしたら。
ルドルフは騎士団の団長を務めているわけだし、嫌でも顔を合わせる機会はあるだろう。そうなったときに、平静を保てるのか。隠そうとしているこの気持ちを隠し続けることができるのか。むしろシーグルードにこの気持ちを知られてしまうことはないのか。