【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
「おかえり、ティーナ」
「おかえり」
エルッキとセヴェリも今日は仕事が休みだったのだろうか。アルベティーナが戻ってきた途端、二人ともエントランスに姿を現し、どこか懐かしそうに見つめてくる。
「エルッキ、セヴェリもわかっているわね? ティーナは女性騎士ではなく、殿下の婚約者になるの。ティーナに騎士に戻るように、すすめないでくださいね」
ピシャリとアンヌッカが二人の兄たちに言い放つ。それを聞いたアルベティーナは肩をすくめることしかできなかった。
「申し訳ありません。セヴェリお兄さま。途中で騎士職を投げ出すようなことになってしまって……」
「ティーナのことだから、そう言うだろうとは思っていた。だが、騎士が一人抜けたからといって回らなくなるような組織であってはならないんだ。ティーナの代わりの人材は既に確保した。まあ、確保したからと言ってすぐに使えるようになるかはわからないが。それでもそうやって人材を育成していくのも、俺たちの仕事だからな」
「そうなのですね」
アルベティーナがすぐにいなくなって、新しい人材を確保できたという点が、彼女にはひっかかるものがあった。
「だからって、ティーナが騎士団にとっていらない人間であるとか、そういうことはないからな。本当であればティーナには騎士団に残ってもらいたいくらいだが」
とセヴェリが言いかけると、アンヌッカが鋭い視線を彼に投げつける。
「おかえり」
エルッキとセヴェリも今日は仕事が休みだったのだろうか。アルベティーナが戻ってきた途端、二人ともエントランスに姿を現し、どこか懐かしそうに見つめてくる。
「エルッキ、セヴェリもわかっているわね? ティーナは女性騎士ではなく、殿下の婚約者になるの。ティーナに騎士に戻るように、すすめないでくださいね」
ピシャリとアンヌッカが二人の兄たちに言い放つ。それを聞いたアルベティーナは肩をすくめることしかできなかった。
「申し訳ありません。セヴェリお兄さま。途中で騎士職を投げ出すようなことになってしまって……」
「ティーナのことだから、そう言うだろうとは思っていた。だが、騎士が一人抜けたからといって回らなくなるような組織であってはならないんだ。ティーナの代わりの人材は既に確保した。まあ、確保したからと言ってすぐに使えるようになるかはわからないが。それでもそうやって人材を育成していくのも、俺たちの仕事だからな」
「そうなのですね」
アルベティーナがすぐにいなくなって、新しい人材を確保できたという点が、彼女にはひっかかるものがあった。
「だからって、ティーナが騎士団にとっていらない人間であるとか、そういうことはないからな。本当であればティーナには騎士団に残ってもらいたいくらいだが」
とセヴェリが言いかけると、アンヌッカが鋭い視線を彼に投げつける。