【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
一緒に暮らしていた家族が実の家族ではなかった。となれば、本当の家族はどこにいるのか。
「先ほども言った通り、あなたは昔、あそこの王城で暮らしていたわ」
「私の両親が、王族関係者なのですか?」
「そうね。王族の血を引いているかと問われると、微妙なところだけれど。あなたの本当のお母さまは王妃陛下の妹よ」
またアルベティーナの身体はピクっと震えた。
「王妃陛下は、南の国のミサンジウダから嫁がれてきたでしょう?」
国王が外遊でミサンジウダを訪れた時、当時、その国の王女であった彼女を見初めたというのは有名な話だ。ミサンジウダは小国と呼べるほどの小さな国であるため、力が強い国とも言えない。王女がグルブランソン王国に嫁ぐことで、後ろ盾ができたようなものだ。
「王妃陛下が妹であるあなたのお母さまをグルブランソンに呼んだのは、あなたを身籠ったから」
「私の、本当の父親というのは?」
アンヌッカは首を横に振る。
「いろいろと噂はされているけれど。どれが真実であるかはわからない。そんな状態であなたには教えることはできない。だけど、あなたのお母さまはあなたが生まれてくることをとても楽しみにしていたし、国王陛下も王妃陛下も、あなたたち母娘を守ろうとしていた」
「先ほども言った通り、あなたは昔、あそこの王城で暮らしていたわ」
「私の両親が、王族関係者なのですか?」
「そうね。王族の血を引いているかと問われると、微妙なところだけれど。あなたの本当のお母さまは王妃陛下の妹よ」
またアルベティーナの身体はピクっと震えた。
「王妃陛下は、南の国のミサンジウダから嫁がれてきたでしょう?」
国王が外遊でミサンジウダを訪れた時、当時、その国の王女であった彼女を見初めたというのは有名な話だ。ミサンジウダは小国と呼べるほどの小さな国であるため、力が強い国とも言えない。王女がグルブランソン王国に嫁ぐことで、後ろ盾ができたようなものだ。
「王妃陛下が妹であるあなたのお母さまをグルブランソンに呼んだのは、あなたを身籠ったから」
「私の、本当の父親というのは?」
アンヌッカは首を横に振る。
「いろいろと噂はされているけれど。どれが真実であるかはわからない。そんな状態であなたには教えることはできない。だけど、あなたのお母さまはあなたが生まれてくることをとても楽しみにしていたし、国王陛下も王妃陛下も、あなたたち母娘を守ろうとしていた」