【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
ぐいっとマティアスがアルベティーナの腰を引き寄せ、身体を密着させる。
「それに、こうやってよく見ると、なかなか可愛い顔立ちをしているし。身体も僕好みだな」
「マティアス」
息子を宥めるかのようなエステリの声。
「ああ、母上。やはりアルベティーナは僕のものにしてもいいでしょうか?」
彼が言葉を紡ぐたびに、アルベティーナの首元に彼の息が触れる。
「えぇ。あなたの好きにしたら? 王太子にはなれなかったけれど、王配にはなれるかもしれないわね」
口元を手で押さえながら上品に笑うエステリにさえ、アルベティーナは吐き気を催した。半分しか血の繋がりがないとしても、隣にいるマティアスはアルベティーナの兄なのだ。
兄妹で結婚など、許されるわけがない。
「では、母上。僕は明日の朝まで地下にこもりますから」
「あら。我が息子ながら、お盛んね」
「確実に、僕の子を孕んでもらわないと困りますからね」
マティアスの手が、アルベティーナの下腹部を撫で上げた。そこは子を育む場所。彼を拒みたいのに拒むことはできないのは、あの薬が徐々に効いてきているからだ。
アルベティーナから力と思考を奪う薬。
「それに、こうやってよく見ると、なかなか可愛い顔立ちをしているし。身体も僕好みだな」
「マティアス」
息子を宥めるかのようなエステリの声。
「ああ、母上。やはりアルベティーナは僕のものにしてもいいでしょうか?」
彼が言葉を紡ぐたびに、アルベティーナの首元に彼の息が触れる。
「えぇ。あなたの好きにしたら? 王太子にはなれなかったけれど、王配にはなれるかもしれないわね」
口元を手で押さえながら上品に笑うエステリにさえ、アルベティーナは吐き気を催した。半分しか血の繋がりがないとしても、隣にいるマティアスはアルベティーナの兄なのだ。
兄妹で結婚など、許されるわけがない。
「では、母上。僕は明日の朝まで地下にこもりますから」
「あら。我が息子ながら、お盛んね」
「確実に、僕の子を孕んでもらわないと困りますからね」
マティアスの手が、アルベティーナの下腹部を撫で上げた。そこは子を育む場所。彼を拒みたいのに拒むことはできないのは、あの薬が徐々に効いてきているからだ。
アルベティーナから力と思考を奪う薬。