【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
「何も、それを今すぐ公表するとは言っていない。ただ、アルベティーナがシーグルード殿下と一緒になってくれるおかげで、私も安心してマルグレットに戻ることができるというだけで。父も、喜んでいる」
「はい……」
「結婚式には、父と共に出席させて欲しい」
「もちろんだ」
既に口をパクパクとさせることしかできないアルベティーナにかわって、返事をしたのはシーグルードだった。
「アルベティーナ。私はそろそろ仕事に戻る。今度はゆっくり、家族として話をしよう」
「はい」
アルベティーナは消え入るような声で答えた。
それから、アルベティーナはどうやり過ごしたのかを覚えていない。アルベティーナの婚約お披露目パーティであったにも関わらず、他の者よりも先にあの場を立ち去った。言い訳はなんとでもなる。
「ティナ、大丈夫かい?」
アルベティーナが抜けても、最後までパーティに参加していたシーグルードも戻ってきた。パーティの時の堅苦しい衣装ではなく、シャツにトラウザーズという格好だ。アルベティーナも部屋に戻って早々、体を絞めつけるコルセットを外し、柔らかなシフォンドレスへと着替えていた。
「はい……」
「結婚式には、父と共に出席させて欲しい」
「もちろんだ」
既に口をパクパクとさせることしかできないアルベティーナにかわって、返事をしたのはシーグルードだった。
「アルベティーナ。私はそろそろ仕事に戻る。今度はゆっくり、家族として話をしよう」
「はい」
アルベティーナは消え入るような声で答えた。
それから、アルベティーナはどうやり過ごしたのかを覚えていない。アルベティーナの婚約お披露目パーティであったにも関わらず、他の者よりも先にあの場を立ち去った。言い訳はなんとでもなる。
「ティナ、大丈夫かい?」
アルベティーナが抜けても、最後までパーティに参加していたシーグルードも戻ってきた。パーティの時の堅苦しい衣装ではなく、シャツにトラウザーズという格好だ。アルベティーナも部屋に戻って早々、体を絞めつけるコルセットを外し、柔らかなシフォンドレスへと着替えていた。