【受賞】隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
「護衛用の短剣は持ってきたか? さすがに長剣を持ち歩くことはできないからな」
「はい。左足にレッグホルスターをつけております。ですから、あまりタイトなドレスでなくて良かったと思っております。外からわかってしまいますからね」
「だが、このように触られたら、すぐに知られてしまうな」
ルドルフの手が伸びてきて、アルベティーナの左太ももに触れた。カチャと金属音が鳴る。
「触れられそうになったら、すぐに逃げろよ」
やはりドレスの上から触れたら相手に何かがあると知られてしまうことを、ルドルフは懸念しているのだろう。
「はい」
アルベティーナは小さく頷いた。
馬車がカタンと揺れて止まる。どうやら目的地についたらしい。アルベティーナはこれからクリスティンとなる。先ほどルドルフから手渡された仮面を顔につけた。
もちろんルドルフはデビッド・ゲイソンだ。ゲイソン商会の会長で、クリスティンの養父。
仮面をつけたルドルフであるが、やはり雰囲気から彼は彼であった。これなら遠目から見てもルドルフであることがわかる。人込みに紛れてわからなくなってしまったらどうしようという不安があったため、ほっと胸を撫でおろした。
「はい。左足にレッグホルスターをつけております。ですから、あまりタイトなドレスでなくて良かったと思っております。外からわかってしまいますからね」
「だが、このように触られたら、すぐに知られてしまうな」
ルドルフの手が伸びてきて、アルベティーナの左太ももに触れた。カチャと金属音が鳴る。
「触れられそうになったら、すぐに逃げろよ」
やはりドレスの上から触れたら相手に何かがあると知られてしまうことを、ルドルフは懸念しているのだろう。
「はい」
アルベティーナは小さく頷いた。
馬車がカタンと揺れて止まる。どうやら目的地についたらしい。アルベティーナはこれからクリスティンとなる。先ほどルドルフから手渡された仮面を顔につけた。
もちろんルドルフはデビッド・ゲイソンだ。ゲイソン商会の会長で、クリスティンの養父。
仮面をつけたルドルフであるが、やはり雰囲気から彼は彼であった。これなら遠目から見てもルドルフであることがわかる。人込みに紛れてわからなくなってしまったらどうしようという不安があったため、ほっと胸を撫でおろした。