エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 シャツに隠れた篠の腕を見て、胸の奥がざわつく。

 触ったらすごいに違いない。転んだ私を抱きとめた腕は、信じられないほど逞しかったし。

「ちなみに眠らないよう、自主的に腕立て伏せをしてもいいことになっていた。中には立ったまま授業を受けているやつもいたな」

「私、今度からもっと自衛官を尊敬するね……」

 篠とは生きている世界が違うらしい。

 私だったら三日ともたないような場所で、彼は頑張っているのだ。

「別に尊敬されるためにやっているわけじゃない。守りたいものがあるから、どんなことでも受け入れられる。俺にとっては実結がそうだよ」

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