エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 でもそこにはたしかに篠の温度を感じられて、自然と頬が緩んだ。

「あ、にやけてる」

「だってうれしかったんだもの」

 からかってくる美桜の視線を感じながら篠に返事を送った。

 忙しい彼が気にしなくてすむよう、私も短めの文章にする。ついでに『返信不要!』とつけておいた。

 それなのにすぐ返信が送られてくる。

『早く会いたい』

 たった六文字に、篠の想いのすべてが詰まっていた。

 返事をしなきゃと思うのに手が止まったまま動いてくれない。

「顔、赤いよ?」

 美桜に指摘されて表情を引き締めようとするも、失敗してへらっと笑ってしまった。

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