エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「美桜が言った通りだね。私、篠が好きみたい」

「ええ? 急にどうしたの」

 本人が目の前にいるわけではないのに、気持ちがすとんと落ち着く。

 篠のためならどんな我慢でもできると思った。



 想像していた以上に篠と過ごす時間は少なかったけれど、改めて好きだと気づけたことでそれほどつらく思わずにいられた。

 ちょうど梅雨の時期と重なっていたため、外出できる機会がほとんどなかったのも大きい。

 そうして長めの梅雨が明け、ついに夏がやってきた。

 からりと晴れた気持ちのいい日に、篠の運転する車で実家へ向かう。

「あんまり久し振りって感じがしないね」

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