エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「今の俺ならそうしていただろうが、あの頃は子供だったから。年下の女の子をいつまでも忘れられずにいるのが恥ずかしかったし」

 高校生くらいの篠を想像して少し笑う。

 私の知らないところでやり取りをしていたらしい兄は、そんな篠をおもしろがっていたに違いない。

「なにより、勉強と身体を鍛えるので忙しかったな」

「その頃から自衛隊に入ろうと思ってたの?」

「そうだ。正確にはもっと前からだな」

 ということは、中学生か小学生か、あるいはそれより前からか。

 詳しく聞こうとしたところで、篠が車を止める。

 いつの間にか実家に到着していたようだ。

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