エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「しないとも言えないけど、するともまだ決めてないというか……」

「いいじゃない。篠くんのお嫁さんになるってずっと言ってたんだから」

「お母さんっ」

 なんだかおかしな方向に話が進んでいる。

「篠も違うよって言って」

 隣にいる篠に言うと、困ったような微笑が返ってくる。

「俺は結婚報告でもかまわないよ」

「篠まで……!」

「どんなにずるくても、実結を手に入れるチャンスは逃したくない」

 篠はずるいとわかっていて、両親たちの話に乗っかろうとしているのだ。

「そんなつもりじゃなかったのに」

「実結は俺と結婚したくないのか?」

 戸惑っていると篠に顔を覗き込まれた。

< 180 / 376 >

この作品をシェア

pagetop