エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
秋になると紅葉で赤く染まり、頂上のひと際高い木が果梗(かこう)のように目立つ地元の山だ。
正式名称は別にあるけれど、私たちはその見た目からりんご山と呼んでいた。
その名前を出すと、篠の表情が一瞬曇る。
彼も覚えているのだ、と思った。
「一生忘れないよ。俺が自衛官になろうと思った理由だから」
◇ ◇ ◇
あの日は、昨日の雨雲を吹き飛ばすような清々しい晴天だった。
「しぃちゃん、あそぼー」
いつものように迎えに来た〝みぃちゃん〟に呼ばれて外に出ると、彼女は荷物でパンパンになったリュックを背負っていた。
「どこ行くの、みぃちゃん」
「えんそく!」
正式名称は別にあるけれど、私たちはその見た目からりんご山と呼んでいた。
その名前を出すと、篠の表情が一瞬曇る。
彼も覚えているのだ、と思った。
「一生忘れないよ。俺が自衛官になろうと思った理由だから」
◇ ◇ ◇
あの日は、昨日の雨雲を吹き飛ばすような清々しい晴天だった。
「しぃちゃん、あそぼー」
いつものように迎えに来た〝みぃちゃん〟に呼ばれて外に出ると、彼女は荷物でパンパンになったリュックを背負っていた。
「どこ行くの、みぃちゃん」
「えんそく!」