エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 ぼくたちだけで行っちゃいけないと言われていた場所だ。

「だ、だめだよ、みぃちゃん……」

「だってえんそく行ってないもん!」

 振り返ったみぃちゃんは、目にいっぱい涙を浮かべて顔を赤くしていた。

 そうだった、みぃちゃんはずいぶん前から初めての遠足を楽しみにしていたんだ。それが急な雨のせいで中止になって嫌だったんだろう。

 一緒にりんご山まで行ったら、きっとお母さんたちに怒られる。

 だけどぼくが行かなかったら、みぃちゃんはひとりで遠足のやり直しをするに違いない。

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