エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「えんそくなんだから、みぃちゃんが持たなきゃだめでしょ」

 みぃちゃんはそう言ってぼくの申し出を拒んだ。

 出発が決まったからか、さっきまで泣きそうだったのにもう笑顔になっている。

 ぼくはみぃちゃんのその顔が好きだ。

 すぐ泣いちゃうぼくと違って、いつもきらきらしてるから。

「しゅっぱつしんこー」

 張り切ったひと言の後に続いたのは、最近みぃちゃんがはまっているアニメの主題歌だ。

 これまでみぃちゃんの家の人と、お母さんたちとで一緒に旅行をしたことはあるけれど、ぼくとみぃちゃんのふたりで行くのは初めてだ。

 いつもと違って結真もいないから、なんだか特別な気持ちになる。

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