エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「べしょべしょになっちゃった……」

 そう言われて地面を確認すると、濡れた葉っぱと泥が手に触れた。

 昨日の雨のせいで乾ききっていない場所に落ちたのかもしれない。

 しかも、さらに悪いことに額にぽたりと冷たい雫が伝った。

「あ……」

 さあっと音がして、雨が降ってくる。

 このままでは風邪を引いてしまう。早く雨宿りできる場所を探さなきゃ。

 幸い、ぼくたちが落ちた場所には洞窟のようなくぼみがあったから、みぃちゃんを急かしてそこに避難する。

 外よりももっと暗くなったくぼみは、ぞっとするほどひんやりしていた。

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