エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 狂いなく超絶技巧を披露する戦闘機乗りたちを、心の底から褒めたたえたかった。

「怖いけど、篠の選んだ道だから応援したい」

「妻の鑑だね」

 美桜の言葉に少しだけ笑い、また展示飛行に集中する。

 首が痛くなるのも忘れ、夢中になって戦闘機を目で追っていると、やがて六機が地上へ、戻ってきた。

 戦闘機といっても、離着陸は旅行で使用する飛行機と変わらないようだ。

 順番に滑走路へ降り立った戦闘機が、私たち観客の前にやってくる。

「すっごい音……」

 六機の戦闘機による轟音の中、そんな声がした。

 たしかに耳を塞ぎたくなるくらいものすごい騒音だ。

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