エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 説明をしていた自衛官の言葉が皮切りとなり、パイロットたちの肩から力が抜ける。

 六人がそれぞれ笑みを浮かべて集まった観客に手を振った。篠だけちょっとぎこちなくて、逆に新鮮な気分になる。

 そのタイミングでようやく、黄色い歓声を浴びている篠が私のほうを見た。

 明らかに私に気づき、硬い笑顔がふっと緩む。

「今、こっち見て笑った!」

「え、なに? ファンサ? ファンサまでしてくれんの?」

「これ一緒に写真撮れないのかなぁ。実結の旦那さんに言って、お願いできたりしない?」

 停止していた思考が話しかけられて本来の動きを取り戻す。

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