エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「今は無理だろうけど……オフのときならどうかな……」

「えっ、オフで会える? あの人がいいな!」

 どうしてこんなことに?

 彼女たちが夢中になっているのは、私の夫だ。

「……あの人はだめだよ」

「なんで? 偉い人とか?」

「ううん」

 ここで言わなかったとしても、彼女たちを結婚式に招待するならいつかはバレる。

 だったら今、質問責めにあうのを承知で伝えるべきだろう。

「あの人が私の夫なの」

「……え?」

 展示飛行を楽しんでいたほかの観客たちが、拡声器の案内にあわせてパイロットたちのもとへ向かう。

 どうやら写真撮影の時間を用意しているらしい。

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