エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「今まで結構みんなに話したと思う……」

「顔を見る前と後じゃ全然違うよ!」

 ずるいと同僚たちに訴えられ、助けを求めて篠のほうを見るも、まだ人混みの中にいるようだ。

 軽く屈んで対応しているらしく、長身なのに顔が見えない。

 あまり女性と絡む姿を想像できない彼が、どんなふうに接しているのか想像して胸の奥がちりちりした。

 気になって仕方がなくなっていると、美桜がじっとりとした目で私を覗き込んだ。

「なーに? 私たちより旦那が気になるって?」

「ええと、ちょっとだけ……」

「まったく! 後で紹介してよね!」

「わわっ」

 背中を軽く叩かれて前に転びそうになる。

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