エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 後から現れたほうの男性が篠をもうひとりに押し付け、私に向かって屈む。

「篠の奥さんですよね。三宅です、どうも」

「いつも夫がお世話になっております」

 イケメンパイロットについて尋ねたとき、篠の友人のひとりとして名前が挙がったのはこの人だろう。

「いやあ、結婚したくせになかなか奥さんの話をしてくれないから、どんな人かと思ってたんですよ。こりゃあ言いたくないわけだ」

「えっ」

 篠にふさわしくないということだろうか?

 たしかに私は平々凡々だと思うけれど……。

「おい」

 戻ってきた篠が眉間に皺を寄せて三宅さんの肩を掴む。

「俺の妻を口説くな」

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