エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 篠は私にとって恥ずかしい記憶ばかり覚えている気がする。

「もし俺たちに子供ができたら、実結みたいなやんちゃな子になりそうだ」

「子供……」

 結婚したのだし、夫婦として順調に絆を深めているのだから、いずれは子供だってできるだろう。

 だけどいまいち自分が母親になる実感はわかなかった。

「篠に似たら泣き虫になったりして」

 恥ずかしい過去ばかり暴く篠に仕返しをしようとする。

「大人になったら泣かなくなるからいいんだ」

「じゃあ、もう虫も平気?」

「もちろん。虫のいる場所でも熟睡できる。今日は庭で寝ようか?」

 たしかに庭にはベンチが置いてあって、寝ようと思えば寝られる。

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