エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 だからといって篠を追い出すつもりはないけれど。

「風邪引いちゃうからだめだよ。一緒にベッドで寝よう?」

「誘われてるのかと勘違いしそうだ」

「そ、そんなつもりじゃ……!」

 慌てて言った私を見て篠が微笑する。

 以前、仕事中の篠を少しだけ見たときはもっとぎこちない笑みだった。

 私がいるときにしか今の笑顔を見せないのかな。

 少なくとも、私は篠が本心からの笑みを見せられる相手として認められているのだ。特別感があって胸の奥がむずむずする。

「いつ昼飯を食べに行こうか」

 いつの間にかお茶を飲み終えていた篠が時計に目を向ける。

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