エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 鉱物の博物館を見たり、足湯に入ったりと楽しんでいたのはいいけれど、途中で雨に降られたため旅館まで戻ってくる。

「天気予報だとくもりだったのに、こんなに降らなくてもいいと思わない?」

 濡れる前に帰ってこられてほっとしつつ、補充された玉露のお茶で身体を温める。

「本当にな。今日は外へ出られなさそうだ」

「新婚旅行に土砂降りなんてついてないよ」

 いくら山の天気が変わりやすいといっても、よりによって今じゃなくていいだろう。

 風も強くなってきているようで、窓ガラスに叩きつける雨音もずいぶんと激しい。

 この様子ではしばらくやみそうになかった。それどころかもっとひどくなりそうだ。

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