エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「ゆうやくん、背中は大丈夫だった?」

「せなか?」

「ほら、痛いって言ってたでしょ?」

「へいき! ちょっとぶつけただけだったって!」

 にこにこして言ったゆうやくんが私のいるベッドによじ登ろうとするのを、傍にいたお母さんが止める。

「仁藤さん、本当にありがとうございました」

 ゆうやくんのお母さんが目もとを赤く染めながら頭を下げる。

「もっと早くお伺いできればよかったんですが……」

「いえいえ、ゆうやくんが元気そうでよかったです」

「ぼくねー、おおきくなったらおにいちゃんみたいになるんだ」

 大人同士の話に無理矢理割り込むと、ゆうやくんは目を輝かせながら言った。

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