エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「うん!」

 ゆうやくんのご両親は私に改めてお礼を言い、ちょっとしたお菓子を置いていった。

 日持ちするものだったから、篠が帰ってきたときに一緒に食べようと思う。

 一家が帰宅し、また静かになった病室でほっと息を吐いた。

 篠が帰ってきたらゆうやくんの話をしたい。あなたに憧れて夢を見つけた子がいるんだよって。

 そっと自分の胸もとに手を当て、うつむいた。

 会えない時間が長すぎて、篠が助けてくれたのは夢だったんじゃないかと思うときがある。

 今日もまた私は篠の無事を祈りながら、早く彼に会える日を願った。



< 341 / 376 >

この作品をシェア

pagetop