エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「子供ができました」

「……え?」

 聞こえなかったわけじゃないだろうに、篠が首を傾げる。

 パパになる人がそれでどうする。しっかりしてください。

 ……私が病院で妊娠を告げられたとき、同じ反応をしたのは黙っておこう。

「子供?」

「そうです。篠と私の子供です」

「……ん?」

 報告をしたらどんな反応をするだろうと、いくつか篠の反応を頭の中でシミュレートしていた。

 でも実際の反応は私が思い浮かべていたどれとも違う。

 今の篠は、明らかに事実を呑み込めていない。

「篠はパパになるんだよ」

 目を丸くしている篠の手を引っ張り、まだふくらんでいないお腹に触れさせる。

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