エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 ここに私たちのかわいい愛の結晶が宿っているのだと、伝えるように。

「俺が?」

「そう」

 篠は困惑した表情で私のお腹を撫で──いきなりぽろりと涙をこぼした。

「えっ、ど、どうしたの?」

「実結との子供か……」

 噛み締めるように言ったかと思うと、ぎゅうっと抱きしめられる。

「……ありがとう。本当にうれしい」

 すんすんと鼻を鳴らして泣く篠につられ、私も笑いながら泣いてしまった。

「大人になったら泣き虫じゃなくなったと思ったのに」

「俺だって泣くつもりはなかったよ。でも、子供ができたって聞いたら勝手に……」

 思わず泣くほど喜んでくれたのだ。

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