悪魔と私
「と言っても、することがないんだよね…」
アイルはベットに飛び込むと、憂鬱そうにため息を吐いた。
「おい、ため息吐くと不幸が逃げるぞ」
「うわッ、で、出たあァ!?
…って、なんだ、ヴァンかぁ…。その神出鬼没、止めようよ…心臓に悪い」
「出たって何だ、なんだって何だ!?せっかく俺様が来てやったって言うのに、何だその反応!俺様だって傷つくぞ!」
はいはい、ごめんなさいー…。
ってゆうか、不幸が逃げるってどういう意味?
逃げると逆に良いんじゃないの?
「それより、何で居るの?精霊って、召喚されないと人間界に来れないんじゃないの?」
ヴァンはアイルを鼻で笑って、「そんな事も分からないか」と何故か威張る。
「精霊は召喚したものの命令を聞かない限り、勝手に帰ることは許されない。つまり、俺様は帰ってなく、姿を消していただけなのだ!」
だから、何故そこで威張る??
訳の分からないヴァンは置いといて、本当に暇だ。何もすることがない。
この屋敷にはアイルとライトと約一匹(?)だけしか居ない。