水と油の私達
「なー?のん」

「うん!ゆーちゃん綺麗だよね!」

「あ、お2人は付き合ってるの?」

「え?ゆゆゆゆのちゃん?!違うよ?!」



全力否定のるいくん。

顔を真っ赤にしながら腕を振るのんちゃん。

両想いに見えるんだけどな…

まあ、恋って難しいよね…



「私よりゆーちゃん!しんちゃんに連れてこられたんでしょ?!」

「え?うん」



のんちゃんは私の耳に口元を近づける。



「しんちゃんと付き合ってるの?」

「え?違うよ?!」

「えー、あっやし~」



口元に弧を描いているのんちゃん。

絶対からかわれてるじゃない!

キャーキャーと話していると突然真剣な顔になるのんちゃん。



「で、本題」

「…」

「なんの目的でゆーちゃんをここに連れてきたの?しんちゃん」

「ああ…」
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