再会した敏腕救命医に娘ごと愛し守られています
すでに夕方18時を過ぎており当直の時間だろう。
外科系の医師がいるとも限らない。飛び込みで診てもらえるかもわからないが、無我夢中で駆け込んだ。
「すみません! 娘が額を切ってしまって、診てもらえませんか?」
受付で声をかけると、すぐに近くにいた看護師が来てくれ、清潔なガーゼを当ててくれた。
「お母さん、私がここで見てますから受付してきてください。今日は外科の医師がいますから診察できますよ。その前に手を洗ってくるといいですね。そこを曲がったところにトイレがありますよ」
優しい声に私は目が潤む。
診察してもらえると思っただけで力が抜けた。
私は促されるままにトイレへ行き、手を洗った。ふと目の前の鏡を見ると、私のTシャツは血液も砂も付いており悲惨な状態だった。
慌てて戻るが看護師が紗良をなだめてくれており、私はそのまま受付を済ませることができた。
「ありがとうございました」
「いいんですよ。おでこ見てママもびっくりしたでしょう。受付だけ終わればすぐに診察でお呼びするので待っていてくださいね」
そう言い残すと紗良の頭を撫で、中へと戻っていった。
外科系の医師がいるとも限らない。飛び込みで診てもらえるかもわからないが、無我夢中で駆け込んだ。
「すみません! 娘が額を切ってしまって、診てもらえませんか?」
受付で声をかけると、すぐに近くにいた看護師が来てくれ、清潔なガーゼを当ててくれた。
「お母さん、私がここで見てますから受付してきてください。今日は外科の医師がいますから診察できますよ。その前に手を洗ってくるといいですね。そこを曲がったところにトイレがありますよ」
優しい声に私は目が潤む。
診察してもらえると思っただけで力が抜けた。
私は促されるままにトイレへ行き、手を洗った。ふと目の前の鏡を見ると、私のTシャツは血液も砂も付いており悲惨な状態だった。
慌てて戻るが看護師が紗良をなだめてくれており、私はそのまま受付を済ませることができた。
「ありがとうございました」
「いいんですよ。おでこ見てママもびっくりしたでしょう。受付だけ終わればすぐに診察でお呼びするので待っていてくださいね」
そう言い残すと紗良の頭を撫で、中へと戻っていった。