囚われのシンデレラーafter storyー
唇を重ね合ったまま、ソファに押し倒される。
「あずさが欲しくてたまらなかった」
「私も。ずっと今日を待ってた」
薄く開いてしまう唇に、熱く濡れた舌が入り込んで来た。
口内を荒々しく蠢き始めた肉厚の舌が、私の呼吸を奪う。そして、あっという間にいつもの自分なんてどこかに行ってしまう。
手のひらが力強く私を抱きしめ、長い指が繊細に触れる。
ずっと重なり合ったままだった唇が離れると、掠れた声が私に囁いた。
「俺しか聞くことの出来ない、あずさの声を、今日はずっと聞いていたい」
「っ、や……ぁ」
唇が離れても、指の動きは止まらない。
「あずさ、」
佳孝さんの声も、乱れた吐息とともに吐き出され、恐ろしいほどに色っぽい。
だから余計に身体が疼く。
「佳孝さん……っ」
次々訪れる快感で、あれだけさらけ出すのが恥ずかしかった素足は勝手に開いて行く。
「……そんな顔を見せていいのは、」
身体の至るところを熱い指が這い回って全身が痺れる。そんな私を甘く鋭い目が射抜いた。
「俺に触れられた時だけだ」
胸も身体の中心も、同時に触れられて、喘いで悶えることしか出来ない。
「もう、この先は。あずさの全部、俺のものだ。覚えておけ」
「よしたかさん、だけです。あなただけ……っ」
露わにされる独占欲に身体中が喜んで。
途切れ途切れの呼吸の中で、そう言葉にすると、佳孝さんの眉間が険しく歪んだ。
「誰にも触れさせない。誰があずさを欲しがっても、誰にも渡さない――」
佳孝さんの、いつも以上の激しさに、自分の中のもう一人の淫らな自分が引きずり出されて、暴かれる。
限界まで、高められ。髪を振り乱し、身体を激しく捩らせた。
「もう、我慢できないの。お願い……っ」
涙で滲んだ目で訴える。
「その顔が見たかった」
佳孝さんが私の脚を掴みさらに広げ、一息に熱く硬いものを埋めた。
「よしたかさ……ん、好き、です――」
深く、身体の奥深く。
佳孝さん以外の誰も触れられない場所を甘く激しく突かれる。
全部知られている。
この人にだけ、何もかも――。
そんな感覚が私をどうしようもないほどの幸福感で埋め尽くして。
意識なんてどこかに飛んでいる中で、ただ「好き」だと繰り返していた。
「愛してる」
額に汗を浮かべ私を愛おしげに見つめる。佳孝さんの手が、私の手のひらを探り当て、ぎゅっと指を絡めて握りしめてくれた。
それが、とても嬉しくて、身体だけではなく心までも満たして行く。