囚われのシンデレラーafter storyー
激しい雨みたいなキス。
「……っん――」
その唇を受け止めるのが精一杯。
それほどまでに、絶え間なく降り注ぐ。
口内をかき回すように蠢いたかと思うと、
上唇と下唇を啄んだり。それに応えていたら、突然、再び舌が入り込んで激しく絡まり付く。
絡まって、重なり合って――。
部屋に、唇が絡み合う音が淫靡に響く。
キスだけなのに、既に翻弄されて意識を取られて。気付くと半裸の状態になっていた。
唇が離れ、大きく息を吸った。
でも、息つく暇もなく今度は西園寺さんの手が、着ているものを剥いでいくように入り込んで来る。その手は、とても性急だ。一刻も早くたどり着こうと、私を暴いていく。
「……さ、西園寺さん……っ」
「ん……なんだ?」
「あ……っ」
全身を食べられているみたいに、唇が肌に吸い付く。そのせいで、呼吸すら上手くできない。
「は、激しい、です――」
「だから、言っただろ? 今日の俺はまずいって。それでもいいと言ったのはあずさだ」
ソファが激しく軋む音。
私の両脚の間に、その身体が入り込む。
「あずさが、恥ずかしさなんて忘れるくらい乱れるまで苛めたい」
意地悪な西園寺さんが顔を出す。
「我を忘れて俺を求めるあずさが見たい」
「そ、そんなの、私は、いつだって――っ」
途切れ途切れに発した言葉も飲み込まれる。
熱い唇が、私の脳をあっという間に溶かして。何も考えられなくなる。
その唇も指も、西園寺さんに触れられれば、私の身体は、はしたなく蕩けだす。
「あずさ」
「もう――」
「まだ、だめだよ」
そう言いながら、全然、唇も指も、動きを緩めてくれない。