囚われのシンデレラーafter storyー


「え……っ?」

その言葉に驚いて後ろを振り向こうとしたら、そのままきつく唇を塞がれた。

「んん――っ」

私の胸を覆うように置かれたその手の動きは次第に激しくなる。

「よしたか、さ――」
「ごめん。あずさと再会してから、おかしいんだ。欲しくて欲しくてたまらない」

私も――恥ずかしいほどに、あっという間に身体が火照り始める。

「……あの頃、毎日、あずさがいたのにな。どうして、あんなに耐えられたのか。手を出さずにいた自分を、褒めてやりたいくらいだ」
「佳孝さん、こんなとこで……んん、あっっ」

身体をまさぐられながら、カチリとコンロの火を止める音がした。

すると、その指がエプロンの中に入り込み、器用にブラウスのボタンを開いて行く。
エプロンの生地が素肌に直接触れて。
その上から、焦らすように、それでいて激しく揉みしだく。

「分かってる。困らせてごめん――」

性急な手のひらが切羽詰まったように私の身体を締め付ける。どこか刹那さの漂う声が、キスの合間に溢れて来て。

「あずさに、軽蔑されたくないって思うのに、止められない」

訳もなく胸が苦しくなって、私からも腕を回してしまう。

「困るって思えないから、私も困るの」
「あずさ――」

身体を向き合わせると、強く腰を引き寄せられた。

西園寺さんがひったくるみたいにネクタイとシャツの首元を緩め、再び荒々しいキスをする。

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