俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「本当に昂希くんはそういうところがある」
 頭が良くていろいろ考えすぎてしまうから、優羽の考えを先回りしようとしたり、策を弄したりしようとするのだ。

 優羽は城ヶ崎に向き直って、きゅっとその両手を握った。
「とても好き。一緒にいたいの。それだけでいいの。私の将来までもそうやって護ってくれようとするのも好き。ノーと私が言ったとしても気にしないようにしてくれるのも好き。でも、もっと単純なことなのよ」

 いつも強くて優羽を護ってくれる人。優羽はその顔をまっすぐに覗き込んだ。

 いつも強い光を放っている城ヶ崎の瞳が優羽を見つめている。

「大好きよ」
「……優羽っ!」

 堪えきれないようにかき抱かれて優羽も城ヶ崎の背中に手を回した。

「でも、プロポーズは待ってるね」
 その優羽の言葉にふっ……と笑った気配がする。
「とびきりのプロポーズをしてやろう。楽しみにしてろよ」

 気負ったものでもなく自然で楽しそうなその声に優羽も嬉しくなってしまって、きゅっと城ヶ崎に抱きついた。
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